「賃貸物件」コンテンツタイプの作成

コンテンツタイプの追加

まず賃貸物件用のコンテンツタイプ(※1)を作成します。

「管理」 > 「サイト構築」 > 「コンテンツタイプ」にアクセスし、「コンテンツタイプの追加」をクリック。

名前に「賃貸物件」、システム内部名称に「forrent」と入力し、「説明」のところに「賃貸物件データ」と入力してください。下の方にスクロールし、「投稿フォームの設定」バーティカルタブの「タイトルフィールドのラベル」に「物件名称」と入力します。「掲載オプション」バーティカルタブの「フロントページへ掲載」のチェックを外します。「コメント」バーティカルタブの「新しいコンテンツ作成時のデフォルトのコメント設定」セレクトボックスを「非表示」にします。

この状態で「コンテンツタイプの保存」ボタンをクリックし、設定を保存してください。

「賃貸物件」コンテンツタイプが追加されました。

フィールドの設定

「賃貸物件」コンテンツタイプのフィールドの設定をします。フィールドとは、たとえばある賃貸物件について、所在地はどこか、家賃はいくらか、間取りはどんな間取りか、専有面積は何㎡かといった、属性データのことです。Drupal ではコンテンツタイプごとに、必要なフィールドを必要な数だけ、追加することが出来ます。

フィールド設定に必要なモジュールのインストール

その前にフィールドの設定に必要なモジュールをインストールします。モジュール管理ページ(「管理」 > 「モジュール」)にアクセスしてください。

モジュール一覧の中の「List」と「Number」が、デフォルトでは無効になっているので、これの有効にチェックを入れ、ページ下「設定を保存」ボタンをクリックして有効化してください。List モジュールは、物件の属性データを入力する際、あらかじめ用意された選択肢から、セレクトボックスなどの様式で入力できるようにするためのモジュールです。Number モジュールは、数値タイプのフィールドを扱えるようにするモジュールです。

あとは、Field group モジュールDate モジュールField collection モジュールも必要になるので、モジュールのインストールを参考にしてインストールしてください。Field group モジュールはフィールドをグループ分けするためのモジュール、Date モジュールは日付タイプのフィールドを扱えるようにするためのモジュールです。Field collection モジュールについてはのちほど説明します。

フィールドグループの作成

次にフィールドグループを作成します。フィールドグループとは複数のフィールドをまとめるフォルダのようなものです。さきほどの Field group モジュール を有効化することで使えるようになります。賃貸物件のようなコンテンツはフィールドの数が大変多くなるので、フィールドグループを作成しておくと、フィールドを整理しやすくなります。

「管理」 > 「サイト構築」 > 「コンテンツタイプ」にアクセスし、賃貸物件の「フィールドの管理」をクリック。

フィールドの管理画面です。まず「賃貸物件」コンテンツタイプでは body は使用しないので、「削除」のリンクをクリックして body を削除してください。

「Add new group」のところの、「ラベル」に「所在地」、group_ のあとに「address」と入力し、ページ下の「保存」をクリック。

「所在地」グループが作成されました。次にこのグループのウィジェットに関する設定をします。ウィジェットとは、ここではフォーム部品のことです。操作ボタン(図8 の赤丸で囲った部分です)をクリックしてください。

Fieldgroup settings のところのセレクトボックスで「collepsed」を選択します。そのまま「更新」ボタンをクリックし、ページ下の「保存」ボタンをクリックして、設定を保存してください。こうすることで、グループのフィールドセットがデフォルトで閉じた状態になり、物件データを入力する際に見やすくなります。この要領で「位置情報」(group_place)、「基本情報」(group_base_data)、「賃貸条件」(group_rent)、「アクセス」(access)、「画像(図面、画像)」(group_images)、「こだわり条件」(group_good)、「コンテンツ」(group_contents)を作成してください。

図10 はこれらのグループを作成したところです。順番は移動アイコンをドラッグして調整してください。

「位置情報」は移動アイコンをドラッグして、所在地の下に入れ子になるように配置します。順番を調整したら、ページ下の「保存」をクリックしてフォームを送信してください。これでフィールドグループの設定は完了です。


※1 コンテンツタイプ: 一般的なWEB ページなのか、ブログの投稿なのかといった、投稿の種類のことです。